原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」
日本に西洋画の美術館を作ろうと奮闘した、松方幸次郎。そして松方亡き後に、松方コレクションをフランスから日本に移管するために奮闘した人達の話です。
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物語の舞台が戦前から戦後にかけての時代であるため、歴史の教科書を読み直しているような感覚になりました。
もちろん美術や芸術を中心とした歴史ですが。
時代背景が戦前から戦中・戦後にかけてなので、その時代の苦労も感じました。
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かつての日本には、美術館なんて無く、まだまだ日本の美術館の歴史は浅いんだと気付かされました。(今はいたる所に美術館があるような気がしますが。汗)
作者の思うツボかもしれませんが、美術館に行きたくなりました。