本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

ヒュー・ロフティング「新訳 ドリトル先生シリーズ」

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ヒュー・ロフティング、訳:河合祥一郎「新訳 ドリトル先生シリーズ」

医学博士のジョン・ドリトルは、動物が大好きなお医者さんです。家では、様々な動物をたくさん飼っています。その中でも先生のお気に入りは、アヒルのダブダブ、犬のジップ、子ブタのガブガブ、オウムのポリネシア、フクロウのトートーでした。ドリトル先生は動物から大人気のお医者さんです。実は、先生は、動物と話ができるのです。(オウムのポリネシアが、動物の言葉を教える先生になってくれ、ドリトル先生自身も必死に勉強し、覚えたのです!)

 

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動物好きの息子(小4)のために買いました。

 

ドリトル先生のシリーズは、一番最初の原作版、子ども向けの簡略版など様々な種類が出版されており、どれを買おうか迷いました。

人種差別問題が起きて、その部分がカットされたりしたものもあるようだったので…

 

この新訳版は、人種差別だと指摘されている物語も原作のまま出てきます。子ども達には、実際に起きている問題を知っておいてほしいので、原作の内容そのままで、現代の言葉で書かれたこちらの本を選びました。

(古い言葉の言い回しも、私自身は好きですが、読むのは子ども達なので、理解しやすいようにと思いまして。)

 

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この「新訳 ドリトル先生シリーズ」は、文庫本なので、子どもが読むにはサイズが少し小さいです。(息子が嘆いていました。)

漢字にふりがなはありません。でも、出てくる漢字は小学校で習う程度の漢字だけです。(高学年のお子さんは普通に読めますが、低学年のお子さんには読み聞かせがいいかもしれません。)

挿絵も、少ないですが、ところどころに入っています。絵が可愛いです。(子ども向け小説にありがちな、漫画の様なキラキラ感が無いところが気に入っています。)

 

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新訳版はまだ発売されたばかりなので、これから新しく出るたびに買いそろえていくことになります。それはそれで、息子には楽しみができたようです。

 

1冊目を読んだ息子が、「僕も動物と話せたらなぁ…」「ポリネシアが欲しい」とつぶやいていました。

(動物と話したいよね。笑)