柚木麻子「私にふさわしいホテル」
作家を志す主人公が、昭和の文豪達が愛したホテルに自腹で泊まって執筆活動を始めようとしたところ、自分の部屋の真上に大物の作家が原稿を書くために缶詰にされている事を知ります。その大物作家が原稿を落とせば、自分の作品が雑誌に掲載される。思いもよらない行動に出て、大物作家を陥れるのですが…
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この話大好きです。
とにかくおもしろくて夢中で読めます。
主人公の新人作家、ものすごい情熱の持ち主です。
自分の邪魔をするものは決して許さず、想像できないような様々な手段を使って蹴散らしていくんです。
全ては売れっ子の作家になるために!
また、宿敵である大物作家は、主人公のことを狂犬として扱ってはいるものの、なんだかんだで良いコンビに思えてなりません。笑
本当におもしろいので、機会がありましたら、是非読んでみてください!