本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

朝倉かすみ

朝倉かすみ「タイム屋文庫」

朝倉かすみ「タイム屋文庫」 主人公の柊子は、不倫を辞め、仕事を辞め、亡くなった祖母ツボミが住んでいた北海道の小樽の古い家で、貸本屋を開業することにしました。しかも品揃えはタイムトラベル関係のみ。それは、初恋の彼が好きだったものだから。たった…

朝倉かすみ「エンジョイしなけりゃ意味ないね」

朝倉かすみ「エンジョイしなけりゃ意味ないね」 新人のOL、腹筋を鍛える女性、ダメな若社長に付く秘書、霊感が強い女性…などいろいろな短編作品が1冊にまとめられた本です。 *** どの物語も割と短いため、さらりと読めました。どの物語も終わり方が、なん…

朝倉かすみ「田村はまだか」

朝倉かすみ「田村はまだか」 札幌ススキノの小さな路地にあるスナック「チャオ!」で、クラス会の三次会が行われます。40歳の5人の男女が、遠方から遅れて参加する田村の到着を待っていました。しかし、田村はなかなか現れません。田村を待つ間に、5人のメン…

朝倉かすみ「たそがれどきに見つけたもの」

朝倉かすみ「たそがれどきに見つけたもの」 6つの短編の物語が入っている1冊です。1つ1つの物語につながりはありません。主人公も、50代の主婦、中年の独身女性、パートタイマーの主婦、中年男性など様々です。共通していることは、どの物語も主人公が中…

朝倉かすみ「声出していこう」

朝倉かすみ「声出していこう」 舞台は札幌。地下鉄の駅で通り魔事件が起きました。サバイバルナイフで12~13人を傷つけた犯人は逃走中。その傍らで営まれている、登場人物達それぞれの日常が描かれた物語です。6つの物語が入っている本で、1つ1つの物語が少し…

朝倉かすみ「好かれようとしない」

朝倉かすみ「好かれようとしない」 主人公の風吹はとても不器用で、すぐに顔が赤くなることから、昔からの友人には「ユゲちゃん」と呼ばれています。ある時、開かなくなったスーツケースを開けるために呼んだ鍵屋に恋をしてしまいます。 *** この物語の設…