本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

角田光代

角田光代「月と雷」

角田光代「月と雷」 子供時代、母親と二人で、全国を転々としながら暮らしてきた智。母親を拾ってくれた様々な人と共同生活をする中で、ずっと忘れられない女の子がいる。一時一緒に暮らしていた、同じ年の泰子という女の子。一方、泰子は智とその母親に自分…

角田光代「くまちゃん」

角田光代「くまちゃん」 古平苑子は23歳のお花見の時に、くまちゃんに出会いました。お花見の主なメンバーは学生時代の友人ですが、友人が友人を連れてきたり、恋人を連れてきたり、職場の同僚を連れてきたりと、知らない人も一緒に飲み食いするような会でし…

角田光代「紙の月」

角田光代「紙の月」 とある銀行から、契約社員が一億円を横領します。横領したのは主人公の40代の主婦です。現在、指名手配中の主人公。主人公自身が過去を振り返る視点と、主人公と関わりのあった人々の視点によって物語が進んでいきます。読み進むにつれ…

角田光代「対岸の彼女」

角田光代「対岸の彼女」 専業主婦の小夜子と会社を経営する葵。社長である葵は世間を騒がせた事件を起こした過去があり…高校生時代の過去と大人になってからの現在の話が混ざり合いながら、女性同士の人間関係が描かれています。 *** 専業主婦である小夜…

角田光代「ひそやかな花園」

角田光代「ひそやかな花園」 いつも思い出す夏の記憶。いくつかの家族が集まってどこかのウッドハウスで過ごしていた。一緒に居た子ども達は誰で、なぜそこに参加していたのか…物語が進むにつれ、その理由が明かされていきます。また、それぞれの苦しみも。 …

角田光代「八日目の蟬」

角田光代「八日目の蟬」 前半は、愛人の子どもを誘拐した女性主体の話。後半は、誘拐された子どもが主体の話。となっています。 *** ずっと前に映画化されていたためか、題名だけは知っていました。 まだ読んだことがなかったので、なんとなく手に取って…