本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

三浦しをん「格闘する者に○(まる)」

三浦しをん「格闘する者に○(まる)」 主人公の可南子は就職活動中。出版社の漫画雑誌の編集者を希望しています。しかし、熱心に活動しているかと言うと、そうではなく、マメに大学に行ったり(先生達に就職活動はしているのかと心配されたり)アルバイトをし…

鎌田洋「ディズニーの神様が教えてくれたこと」シリーズ

鎌田洋「ディズニーありがとうの神様が教えてくれたこと」「ディズニーハピネスの神様が教えてくれたこと」「ディズニーキセキの神様が教えてくれたこと」「ディズニーキズナの神様が教えてくれたこと」 ナイトカストーディアル(夜間の清掃部門)のスーパーバ…

鎌田洋「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」

鎌田洋「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」 まだ建設中だった時期からディズニーランドで働いていた鎌田さん。当時、鎌田さんはナイトカストーディアル(閉園後の深夜の清掃員)に配属されていました。ディズニーランドで、そうじの仕事をしながら出…

原田マハ「#9 ナンバーナイン」

原田マハ「#9 ナンバーナイン」 主人公の深澤真紅は、上京し、粗悪品のアートワークを販売する仕事をしています。ポスター並みに大量生産されているもので、本物のアートとは言い難い作品を売ることに気が進まず、仕事を辞めたいと思いながら働いていました…

竹内真「図書室のピーナッツ」

竹内真「図書室のピーナッツ」 直原高校の図書室で学校図書司書として働いている主人公の詩織。三年生は卒業し、主人公の詩織も無事に採用更新されました。新たに一年生も入学し、図書委員のメンバーも入れ替わります。図書室はとても活気づいています。そん…

三浦しをん「ののはな通信」

三浦しをん「ののはな通信」 聖フランチェスカという女子高に通う、野々原茜(のの)と牧田はな(はな)。庶民的な''のの"とお嬢様の"はな"は家庭環境が正反対なのですが、本当に仲良しです。学校や家での何気ない出来事を手紙でやりとりしていました。そして、2…

朝倉かすみ「エンジョイしなけりゃ意味ないね」

朝倉かすみ「エンジョイしなけりゃ意味ないね」 新人のOL、腹筋を鍛える女性、ダメな若社長に付く秘書、霊感が強い女性…などいろいろな短編作品が1冊にまとめられた本です。 *** どの物語も割と短いため、さらりと読めました。どの物語も終わり方が、なん…

西加奈子「白いしるし」

西加奈子「白いしるし」 売れない画家をしている主人公の夏目。知人に誘われて出かけた個展で見た絵に、心をさらわれてしまいます。そして、運命を感じてしまうのです。その絵の作者に。自分でも好きになったらダメだとわかってはいる…でも、好きだという気…

はらだみずき「銀座の紙ひこうき」

はらだみずき「銀座の紙ひこうき」 主人公の神井航樹は、志望した業界ではなく、銀栄紙商事という紙の代理店に就職を決めました。本当は、本が好きだという理由で、出版社を希望していたのですが、ダメだったため、割り切って、紙業界の仕事に向き合う日々で…

原田マハ「リーチ先生」

原田マハ「リーチ先生」 バーナード・リーチという偉い先生が、小鹿田にやってくる。そのために陶工たちが集められていました。リーチ先生とは、昔、イギリスから日本にやって来て、陶芸の道を志し、大成した人物でした。しばらく滞在するため、若手の高市が…

柚木麻子「あまからカルテット」

柚木麻子「あまからカルテット」 ピアノ講師の咲子、料理ブログをしている主婦の由香子、出版社勤務の薫子、美容部員の万里子。学生時代からの仲良し4人組。性格もばらばら、仕事や生活もばらばらの4人ですが、協力し合って、様々な出来事を乗り越えていきま…

朝倉かすみ「田村はまだか」

朝倉かすみ「田村はまだか」 札幌ススキノの小さな路地にあるスナック「チャオ!」で、クラス会の三次会が行われます。40歳の5人の男女が、遠方から遅れて参加する田村の到着を待っていました。しかし、田村はなかなか現れません。田村を待つ間に、5人のメン…

南綾子「婚活1000本ノック」

南綾子「婚活1000本ノック」 主人公は小説家の独身女性。32歳。お正月休みが終わり、故郷から一人暮らしの部屋に戻ってグダグダしていたところ、インターホンが鳴ります。夜10時、不審に思いつつも出たところ、そこに立っていたのは以前つきあいのあった山田…

辻村深月「ツナグ」

辻村深月「ツナグ」 死んだ人間と生きている人間を会わせる窓口。それが使者(ツナグ)です。生きている人間から依頼を受け、死んでしまった人間から了解が得られた場合には、死者と会うことができます。死者は、生前と変わらない姿で、話すことも、触れるこ…

竹内真「図書室のキリギリス」

竹内真「図書室のキリギリス」 三年前に夫が失踪し、離婚をして一人に戻った、主人公の詩織。学生時代の友人から声をかけられて、公立高校の学校図書司書をすることになりました。そんな詩織には、子どもの頃から人とは違った特技があります。物に刻まれた”…

早見和真「店長がバカすぎて」

早見和真「店長がバカすぎて」 武蔵野書店本店で、契約社員の立場で書店員として働く、主人公の谷原京子。毎日毎日、朝の朝礼時から、勤務中に至るまで、店長にイライラさせられっぱなしです。薄給な上に、店長に振り回され過ぎて、仕事を辞めたいとすら思っ…

加藤浩美「たったひとつたからもの —息子・秋雪との六年— 」

加藤浩美「たったひとつたからもの —息子・秋雪との六年— 」 この本は小説ではなく実話です。著者は秋雪くんのお母さんです。ダウン症と重い心臓の障害を抱えて生まれた秋雪くんとその家族の生活が、写真と共に綴られています。 *** 生まれた時、障害を知…