原田マハ「キネマの神様」
映画とギャンブルが大好きな主人公の父親。その父親が主人公も巻き込みつつ、とんでもないことを引き起こして行くのです。
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登場するのは個性的で面白い人ばかりです。
そして、みんな映画を愛しています。
物語の後半は、主人公のお父さんを中心に、どんどんおもしろくなっていきます。
何度読んでも感動するお話です。
読み終わると心があたたかくなりますよ。
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本の中に、映画は旅なのだ…と書かれていますが、私は読書も旅だと思っています。
一本の映画と一冊の本。
幕開けとともに別世界へ連れ去ってくれる。
その部分が似ていると思います。