本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

山崎聡一郎「こども六法」

 

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山崎聡一郎「こども六法」


子どもに向けた法律の本です。たくさんある法律の中から、子どもに関係する法律や、生活する上で知っておいた方が良い法律がピックアップされ、子どもにも理解しやすいように、わかりやすい言葉で説明が書かれています。
刑法、刑事訴訟法少年法民法民事訴訟法、日本国憲法、いじめ防止対策推進法の法律が載っています。法律に触れる行為の簡単な具体例を載せつつ、その時に関わる法律が書かれています。


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具体的でわかりやすいイラストがあり、全ての漢字にふり仮名が書かれているため、小学校低学年から読めると思います。(内容を完全に理解できるかどうかは別ですが…)

 

刑法とは何なのか、民法とは何なのか、という法律が作られた意味もわかりやすい言葉で説明されています。

 

内容を少し紹介しますと、【気軽に「死ね」って言ってない?】刑法第202条「自殺関与及び同意殺人」、【けがをさせなくても暴行になるよ】刑法208条「暴行」当たらないように石を投げつけたり、水をかけたりするのも暴行だよ。

また、【他人の物を壊したら弁償しないといけないよ】民法第709条「不法行為による損害賠償」わざとでも、不注意でも生じた損害に対してお金を支払わなければならない。【目に見えない心の傷もつぐなってもらうことができるよ】民事訴訟法第248条「損害額の認定」などです。

 

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こども向けに書かれているため、具体例とイラスト付きで、とてもわかりやすいです。

法律の知識がほとんどない大人でも活用できると思います。(私自身です。笑)