角田光代「ひそやかな花園」
いつも思い出す夏の記憶。いくつかの家族が集まってどこかのウッドハウスで過ごしていた。一緒に居た子ども達は誰で、なぜそこに参加していたのか…物語が進むにつれ、その理由が明かされていきます。また、それぞれの苦しみも。
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なんとなく手に取って読むことにした本でしたが、とても深い話でした。
重く受け止めなければならないテーマの物語です。
精子バンクからの提供を受けて生まれてきたお子さんやその家族の物語です。
現実世界で、今も、その事によって悩んだり苦しんでいる人が居るかもしれません。
ですが、この物語のように、前向きに進んで欲しい。
そう願っています。