三浦しをん「政と源」
つまみかんざし職人の源二郎とサラリーマンを定年退職した国政。幼馴染の2人は、見た目も、性格も、生き方も何もかも正反対。そんな2人の日常や過去が語られています。
***
正反対だからこそ、2人の関係がうまくいくのだと思いました。
長年生きていれば、悲しいことや辛いこともあったと思います。相手に対して疎ましく感じたりする時期もあったかもしれません。
ですが、年老いた時に、愚痴を言いつつも自分のことを気にかけてくれる友達が近くにいる…心強いし、幸せなことですよね。