原田マハ「ロマンシエ」
主人公の美智之輔(みちのすけ)は、人としての性別は男ですが、心の中は女の子です。そのことは家族も含め周囲には秘密です。美大生だった美智之輔はアーティストを志しており、卒業後、機会を得てパリで生活することになります。そしてパリでの出会いが美智之輔の人生を変えていくのです。
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主人公が男でありつつも女の子であるため、終始オネエ言葉で物語は進みます。
実際には、「あたし…」等女性の言葉で文章が書かれているだけなのですが、読んでいると、男性が女性の言葉を使っているように、脳内できちんと変換されるのです。
パリへ渡ってから、物語がどんどん面白くなっていきます。
おもしろいので、あっという間に読めました。