原田マハの「楽園のカンヴァス」
子育てをしながら日本でひっそりと美術館の監視員をしている主人公の織絵。ある日突然、織絵の元にMoMA(ニューヨーク近代美術館)からルソーの「夢」という作品を日本に貸し出すための交渉をしてほしいという依頼が舞い込みます。実は織絵には、周りに隠している過去があったのです。織絵は若かりし頃、世界で活躍していたアンリ・ルソーの研究者だったのです。そして交渉相手の MoMAのキュレーターはティム。17年前に織絵と共に極秘でとあるルソー作品を調査した相手だったのです。
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この物語が好きです。
ルソーの作品の謎を解き明かしていくのがワクワクして面白いです。
また、密かな恋があったりするのも好きです。
子どものために、長年、自分の本当の気持ちに蓋をしていた主人公が、きっかけを得て、再び自分の人生を歩んでいく姿には希望をもらえます。
