本のある ゆたかな暮らし

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遠藤彩見「千のグラスを満たすには」

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遠藤彩見「千のグラスを満たすには」

 

若い女の子向けのキャバクラPR雑誌の担当者が急病で入院し、ピンチヒッターとしてライターをすることになった仁恵。40代の仁恵はキャバクラになんて行ったことも無く、なんとなく気がとがめつつ、キャバ嬢へのインタビューを行っていました。ジュビリーという老舗の高級キャバクラ店に関わる人達の物語です。

 

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キャバクラに関する物語ではあるのですが、キャバ嬢でなくても、誰にでも当てはまる言葉をいくつか見つけました。

 

シャンパンタワーのように、人にも自分を輝かせるものが必要だ。何よりも人を輝かせるのは、自信なんだよ。”

”自信はライトだ。自分でスイッチを入れなければ点かないよ。”

”人付き合いは顔と同じ。誰彼構わずすっぴんを見せたりしないでしょ?… …すっぴんを遠慮なく見せられるのって限られた人じゃない?そういう人にだけ見せてればいいの。”

”付き合いを控える理由は、みんなが納得するものを考えればいい。みんなのプライドを傷つけない、上手な言い訳でメイクすればいい。(本音を突き付ける必要などない)”

 

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サクサク読めるので軽い読書にオススメです。