健康診断の再検査で病院を訪れた主人公のサラリーマン。そこで医師から余命3ヶ月だと伝えられます。主人公には、病気持ちの妻と幼い娘がおり、自分が死んでしまった後のことが心配でなりません。受け入れたくても受け入れられそうにない現実に苦しむ主人公の元に、ゾウの顔をしたおかしな神様が現れます。
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ガネーシャは、夢をかなえるゾウなので、夢をかなえるための課題(今回の場合は、死ぬときに後悔しないようにする課題)が出されていきます。
しかし、どうしてもかなわない夢も存在するため、夢を手放すための課題も出されます。
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人それぞれ感じたことは違うと思いますが、今回のテーマは”命”だと、私は思いました。
”時間の使い方は、命の使い方”
同じ意味を持つ様々な言葉が、世界中の本の中に登場したり、偉人の言葉として知れ渡っていると思います。このことを、改めて、ガネーシャや死神から教えられた(念を押された)気持ちになりました。
死神が、人が死に際に後悔することを10個あげている場面があるのですが、かなり心に響きました。
本当にできていないのです…。
私はおそらく死を迎える時に後悔することになるでしょうね…汗
後悔が一つもない人がいるのかどうかはわかりませんが。
後悔することが少なくて済むように。
なかなか充実した人生だったと思えるように。
色々なことを後回しにせずに、”今”を生きる。
(アンジェラアキさんの「TODAY」という曲が思い浮かびました。…最後の日に全ての今日 並べてみたとき そのうちいくつ 本当にいくつ 今を生きられたのか…)
まずは自分を。
自分の心と身体を大切にしようと思いました。
自分の心に嘘はつかない。
自分の身体の声をちゃんと聴くようにする。
実際に本の中にも「自分の身体に感謝する」という課題が出てくるんですよ!
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読みやすいのでサクサク読めますよ!