高濱正伸「よのなか ルールブック」
大人になる前に知っておいてほしい50の大切なことをルールにしてまとめた本です。日本は今、少しずつ下り坂の道を進んでいます。経済も成長しにくくなり、人と人とのつながりも薄くなっていくという、厳しい時代です。「本当に幸せになるためには、メシが食える大人にならなくてはいけない」ということ。そのためには厳しい時代を生き抜かなくてはならない。世の中を生き抜く武器としてこの本を作ったということです。
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この「よのなかルールブック」は、小学校4,5年生から高校生くらいの年齢向けだと思います。(もちろん大人も。大人でも結構心に響きます。)
全ての漢字にふりがなが付けられています。
そのため、小学校低学年のお子さんでも読むことはできます。
ですが、心に響くのは、段々と人間関係が複雑化してきたり、自分というものができあがってくる、小学校4,5年生くらいからだと思います。(私個人の感想です。小学校低学年のお子さんでも知っておいて損はないと思います!)
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以前にも別のルールブックを紹介したことがあるのですが(著者がアメリカ人)、この「よのなかルールブック」は日本人が日本人のために書いたものなので、今の時代を生き抜くという言葉がまさに当てはまっています。
例えば、
・「一生懸命」をバカにする人にはふりまわされない。
・見た目ではなく中身で勝負する人になる。
・「できません。」「休みます。」言いにくいことこそ、ちゃんと自分で伝える。
などなど。
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子ども達に読んでほしいと思い、購入しましたが、
自分自身にも当てはまることがあったりして、役立っています。
わが家では、日めくりのように、毎日1ルールが見えるように本を開いて飾っています。嫌でも目に入るようにしてあります。(子ども達への刷り込みです。笑)