本のある ゆたかな暮らし

本を読んで心豊かに暮らしたい

小山愛子「舞妓さんちのまかないさん」

小山愛子舞妓さんちのまかないさん

 

中学校卒業後に青森県から京都へ。主人公のキヨは花街にある屋形でまかないさんとして暮らしている。一緒に京都に来た幼馴染で親友のすみれは舞妓を目指して日々稽古に励んでいる。京都で働く舞妓さん達の日常の物語。

 

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数年前に娘がテレビでアニメを見ており、その時に私もこの漫画を知りました。でも、単行本は持っていなかったのです。写真にある23巻、24巻、25巻だけ購入しました。理由は「もうひとつのものがたり」として主人公たちの1つ前の世代、現在の屋形の女将である あずさと、売れっ子芸子の百子の過去の物語だったからです。どうしても読んでみたくなってしまって~!!買ってしまいました。

 

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とても良かったです。この「1つ前世代の二人」の話だけで映画が作れそう!あずさと百子 2人が舞妓になるために稽古に励んだ日々…。二人の友情や信頼関係が深まっていく過程が丁寧に描かれていて、あずさの気持ちも百子の気持ちもどちらもすごくよくわかって、読んでいて辛くなる場面もありました。読み終えた後は前向きな気持ち。こんなに信頼出来て分かり合えるパートナー(親友)に出会えたなんて羨ましいです。

 

大好きな1コマ。

マンガの1コマなのに、さわやかな風が吹き抜けて行き、太陽の日差しと温かさを感じます!!こんな描写ができるなんて!本当に素敵!