早良朋「へんなものみっけ!」
主人公の薄井透は、名前の通り存在感の薄い公務員。市役所に勤務していたが、市立博物館に出向することになった。博物館では、鳥類、植物、海洋生物、鉱物…等々、さまざまな分野の研究者達と出会う。強烈な個性を持つ研究者達と仕事をする中で、薄井は自分の心の中にある夢を見つけていくのだが…。
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外出できない日々の中で、息子が好きそうだと思い、購入したマンガです。
博物館に勤務している研究者の方々の仕事を知ることができます。
主人公は平々凡々なキャラクターなのですが、その他の登場人物が本当に個性豊かで、強烈です。笑
マンガをおもしろくするために、極端に個性的にして設定を盛っているとは思うのですが、登場してくる研究者達のような人々は、現実世界に本当に存在すると思います!
例えをあげるとすれば、さかなクンです!
(そもそも、わが家の息子自体が、この漫画に登場する研究者の方々に近いものがあります。笑)
鳥類、海洋類、昆虫、鉱物…さまざまな分野がありますが、どの分野でも研究者になる道を選ぶ方々は、子どもの頃からずっと研究対象の物が好きで、好きなことを突き詰めて今の仕事(研究者)に就いているんですよね。
それがマンガを読んでいても伝わってきます。
ゲームや流行には興味が無いため、周りのクラスメイト等とは話が合わない…とか、仲間外れやひとりぼっち…とか、子どもの頃、特に学校生活での苦労話等もありました。
嫌な事、苦労した事がたくさんあっても、周りに合わせて自分の気持ちに嘘をついたりせずに、自分の好きな物をずーっと大事にして大人になっても良いんだという事が、マンガを読んで心に残ったことです。